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ロングランヒットとなったインド映画。S・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代の激動のインドを舞台に、2人の男の友情と使命がぶつかり合う様を豪快に描くアクションエンタテインメント。評価が4.4と異常に高いのはアカデミーのコーダ以来だ。文句なしに面白かった。3時間の上映もあっという間に過ぎて間延び感もない。キレッキレのインドダンスも楽しいし、何より最後は笑顔で見ている自分に気が付いた。内容は極めて単純明快なストーリーでべたべたのアクション映画だが、そんなわけないがなと突っ込みながらも嫌味のない展開になっている。
エンドロールが終わると、会場から拍手が起こったのも、何十年ぶりだろうか。不死身の男二人が家族と祖国と友情のために戦うこの映画は誰にでもお勧めできる。タイトルの「RRR」の意味は、監督のS・S・ラージャマウリ、主演男優二人のN・T・ラーマ・ラオ・Jr.、ラーム・チャランの「ラ」が3人そろってRRRという仮題のままいろいろ理由付けしたというのが本当っぽい。インド映画にはまりそうだ。