�禺画像]
兵庫県養父市山間部で、70代の男性がクマに襲われ顔や腕、両足にケガをし、病院に搬送された。男性は「罠を見てくる」と話して外出した後、「クマが罠にかかっていて、罠が外れて逃げ出して襲われた」という。最近、クマの出没情報が毎日のように報道されている。夏本番を前にキャンプに出掛けようという人は二の足を踏んでしまう。襲われているのは日中で夜間の報道はないが、恐ろしくてテント中で眠っていられない。クマが増えているのは間違いはない。環境省の報告だと、昨年のツキノワグマの出没軒数は2万7千件で10年前の3倍以上に増加している。人身被害も200件近くありこれも4倍以上に増加した。出没時期は10月が最も多いのは変わらない。被害地域は東北が140件と全国の7割近くを占め秋田県(62件)、岩手県(46件)で多くの人身被害が発生しており、関東以南では大きな変化は見られず、北海道のヒグマの人身被害も増えてはいない。夏秋は東北山間部でのキャンプは控えたほうがよさそうだ。
クマの狩猟等の昨年捕獲数は9000頭、10年で4倍以上だがその多くは東北地方で増えている。気になるのはツキノワグマの狩猟捕獲が4年前から0件になっていることだ。狩猟をする人が高齢化して山に入れなくなったのかどうかは分からないが全て許可捕獲となっている。ツキノワグマはレッドリストでは「危急種(VU)」にランキングされているが、捕獲が違法ということではない。法律上、クマは誰の所有物ではない「無主物」となり勝手に捕獲などをすることはできず、知事などの許可を受けて、「狩猟捕獲」「有害捕獲」と法的な根拠に基づいて行なわれている。クマと人間の共存を掲げて捕獲禁止の活動する団体もあるが、共存は人間同士でも生易しいものではない。荒れ放題の山を放置し、その山を切り開いて太陽光パネルで覆い尽くせばクマが川沿いに歩いて人里に下りてくるのは当然だ。森林を保全し適度な狩猟でクマを威嚇して棲み分ける以外に人身被害を防ぐ方法はない。