人気パビリオン予約落選
2025-04-13


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大阪・関西万博がついに開幕した。会場は大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)。テーマは「いのち輝く未来社会のデザイン」であり、世界158か国・地域が参加。10月13日までの半年間にわたり、未来社会を体験できる一大イベントである。開幕初日、東ゲート前の広場ではテープカットセレモニーが行われ、日本国際博覧会協会(万博協会)の十倉雅和会長が「大阪・関西万博、ただいま開幕します」と高らかに宣言。博覧会国際事務局(BIE)のディミトリ・ケルケンツェス事務局長、伊東信久万博担当相、大阪府の吉村洋文知事、大阪市の横山英幸市長らも参加し、華やかに開幕を祝った。東ゲートには朝から多くの来場者が列をなし、「世界旅行気分で楽しみたい」「一生の思い出を作りに来た」などの声が飛び交った。午前9時の開門と同時に続々と人々が会場に足を踏み入れ、その様子は予想を超える盛り上がりであった。会場内は家族連れや観光客でにぎわい、晴れやかなスタートを切った。

しかし、開幕前には否定的な報道が目立っていたことも事実である。「チケットが売れていない」「パビリオンが間に合わない」「見るところがない」「メタンガスの危険性」「学校行事では使えない」「食事が高すぎる」「赤字は確実」など、あたかも万博が失敗するかのような論調が多かった。世論調査でも「行く予定がない」が半数を超えていた。だが、実際に始まってみると、会場は大混雑で入場すら困難で、人気パビリオンはほとんど予約が取れない状況が続いている。パビリオンは第5希望まで抽選予約が可能であるが、全て落選したという声は少なくない。筆者も5件すべて外れたひとりであり、現在は入場日を変更して7日前抽選に再チャレンジしているが、当選の気配はない。

「並ばない万博」と謳われていたが、現実は人気パビリオンには「入れない万博」である。当日抽選も存在するが、ディズニーやUSJを体験している者であれば、人気アトラクションは「ほとんど当選できない」という厳しさを知っている。あえて夜間や梅雨時、酷暑のタイミングを狙う方が、まだマシかもしれない。本日は雨天であるにもかかわらず、会場は大混雑しているという。まもなく、ブルーインパルスが会場上空を飛行する時間である。曇り空の中でも、この万博の熱気は確実に空まで届いているようだ。ジェット音は自宅まで届くだろうか。
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