量子コンピューター
2025-01-21


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NTTコミュニケーションズは、量子コンピューターでも解読できない暗号通信技術の実証実験に成功したと発表した。2030年頃に実用化が予測される量子コンピューターは、従来の暗号技術を解読するリスクをもたらすとされており、世界各国で次世代暗号技術への移行が課題となっている。日本国内でも2024年より金融庁が次世代暗号への移行検討を開始している。 今回の実証成果を基に、同社は量子耐性を備えた暗号技術やIOWN技術を組み合わせた次世代暗号通信の商用化を目指し、量子コンピューターによる新たなサイバー攻撃から通信の機密性を保護する取り組みを進めているという。耐量子セキュアトランスポートとは、「ポスト量子暗号」と呼ばれる暗号方式を使用し、量子コンピューターでも解読が困難な鍵交換プロトコル、と説明されても、せいぜい「新しいコンピューターでも解読されない暗号化方式がNTTで開発された」までしか理解できない。そもそも量子計算の意味が分からないのだ。量子が「粒子と波の両方の性質」を持つという二重スリット実験は知ってはいるが、「量子力学」が江崎ダイオードやMRI画像診断、核融合に応用されているとか聞くともうちんぷんかんぷんである。

量子計算は、従来のコンピュータが0または1の状態を用いて計算するのに対し、量子ビットの重ね合わせや量子もつれを活用して並列計算を行い、特定のアルゴリズムで確率的に正しい解を求める仕組みとのことだが、これもさっぱり分からない。量子もつれの現象を検出するには超低温下での電子や、真空中のプラズマや、光電子の振る舞いを利用するというのはなんとなくわかるが、そもそもの量子的振る舞いというのがイメージできない。さすがのアインシュタインも量子力学については否定したが、これは物理学の世界では実験で決着がついているのだという。こういうイメージとして仕組みが理解できないものがこれからの世界を支配すると聞くと空恐ろしい気持ちになる。丁度、電気や電波の存在を理解できなかった昔の人の気持ちはこんなものだったのだろう。しかし、悔しいことはこれを理解して新しいテクノロジー開発をしている人もいることだ。何とか理解したいと思うが、さび付いたこのアタマではどうも無理っぽいようだ。
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